二酸化チタン★週刊・コスメ成分ちゃん Vol.5
2009-11-26
酸化チタン★週刊・コスメ成分ちゃん Vol.5
週刊・コスメ成分ちゃんは、化粧品成分を週代わりで詳しく説明していく連載。
連載1回目は、ハーブ水のジャーマンカモミール、
連載2回目は、植物エキスのワレモコウ、
連載3回目は、保湿成分のグリセリン。
連載4回目は、保湿成分のクランベリーシードオイル。
で、今回は、フルフリのミネラルファンデーションにもはいっている、「二酸化チタン」です。
二酸化チタンは組成式 TiO2、式量 79.9 の無機化合物。
チタンの酸化物で、単に酸化チタンとも呼ばれます。
酸化チタンは、化粧品として利用するときには2つの便利な用途があります。
1) 白色の色素として
2) 紫外線反射する日焼け止め
順番に見ていきましょう。
1) 白色の色素として
酸化チタンは真っ白な色。
人体に比較的安全なため白い色素として化粧品、白い歯磨きなど、さらには白いペンキなどにも入ってます。
フルフリのミネラルファンデーションでは、
No10 が一番色が白いことからも分かるように、
No10 ← No20 ← No30 ← No40 ← No50
の順に酸化チタンが多く入っています。
白っぽい色を作るために使われているんですよ!
酸化チタンは真っ白な色。
人体に比較的安全なため白い色素として化粧品、白い歯磨きなど、さらには白いペンキなどにも入ってます。
フルフリのミネラルファンデーションでは、
No10 が一番色が白いことからも分かるように、
No10 ← No20 ← No30 ← No40 ← No50
の順に酸化チタンが多く入っています。
白っぽい色を作るために使われているんですよ!
酸化チタンがなぜ白く見えるかというと、光を反射するから。
紫外線も反射します。
というわけで、日焼け止めにも使われる定番の成分です。
日焼け止めって、大体、白色ですよね。
塗りすぎると白浮きするのはこの成分が原因です。
紫外線も反射します。
というわけで、日焼け止めにも使われる定番の成分です。
日焼け止めって、大体、白色ですよね。
塗りすぎると白浮きするのはこの成分が原因です。
じゃあ、ミネラルファンデに酸化チタンが入ってると日焼け止め効果があるの?!って思いますよね?
実際、売られているミネラルファンデは、SPF●●などと表示してあるミネラルファンデがほとんどですね。ただし、これには、裏があります。
ミネラルファンデで、このSPF値を出すのは現実ではほぼ不可能です。うわべの数値にだまされないようにお気をつけくださいね!当店のミネラルファンデも、データ上はSPF15くらいだとメーカーさんに言われておりますが、あえて非表示としております。
パウダー状のファンデでは紫外線効果はほとんど期待できないからです!長い話になりますが、
下記の記事をお読みいただければと思います。
「ミネラルファンデのUV効果、実際のところどうなの?」
当店では、見せかけのSPF数を表示してしまうと誠実ではないと思い、
あえて非表示とさせていただきました。
酸化チタンについては、以上です。
※ マニアックすぎて、しかも、とても長くなってしまうので、今回は割愛しましたが、活性酸素をだす触媒として工業的に使われる、二酸化チタンを顔に塗って大丈夫なの?っと化学に詳しい方にたまに聞かれることがありますが、化粧品用として製造されている酸化チタンに関して、特に粒子サイズの大きいものですとその心配はありません。
酸化チタンは、活性酸素の発生量が多いアナターゼ型、そして顔料として化粧品にも使われるルチル型の2種類があります。
工業用のもので、外壁などに使われるものは、前者のアナターゼ型。
種類も性質も違うのです。
そもそもナノ化された様な小さな二酸化チタンですと、活性酸素を作りやすいのですが、
当店で使用しているようなナノ化されていない大きな粒子の物ですとそのリスクはありません。
ご安心ください。
***
次回は、何にしようか、迷い中です。
取り上げて欲しい成分があれば、メールでリクエストくださいね。おまちしてます。
では、来週も「週刊・コスメ成分ちゃん」をよろしくー!
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