敏感肌さんへ:日焼け止めとの賢いつきあい方
2012-8-16
敏感肌の方からよくこんな相談を受けます。
「肌が敏感な時には、
紫外線から守ってあげるために日焼け止めをつけるべきでしょうか?
それとも、肌に刺激になるから日焼け止めはやめるべきでしょうか?」
いったい、どのように考えればよいのでしょうか。
↓ ↓ ↓ ↓
実は、日焼け止めというものはどんな良成分の物でも、敏感肌には負担がかかるものです。
そもそも、日焼け止めのメカニズムは、
肌の上に紫外線を反射吸収する成分による人工的な膜を作り、
肌を紫外線からガードするのですが、
そうすると、肌全体が皮膜に覆われることになり、
正常な肌の機能(ターンオーバーや、表皮ブドウ球菌などの善玉常在菌の活動)を邪魔してしまうことになります。
また、簡単に汗などで落ちないようにするためには、どうしても、接着剤代わりになるような成分を入れざるを得ません。
これは、どうしようもないことです。
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敏感肌の側からすると出来れば日焼け止めなんかつけて欲しくないのがホンネです。
いかに害の少ない成分であっても、人工的な皮膜で肌を覆うことには他ならないからです。
夏は皮膚の活動が活発で、秋に到来する敏感肌シーズン、そして冬のつらい乾燥時期に備えて、健康な皮膚を育てる、一年に一回の絶好のチャンス!
ですので、敏感肌で悩まれてる方は、
日焼け止めで「肌育」を邪魔しない方がよいとおもいます。
先日の記事に書いたように、夏は紫外線に当たりにくい時期にもなりますし。
参考: 日焼け止めなんかいらない(こともある)
ただし、皮膚が健康な方でしたら、
日焼け止めは気になさらずに、たくさんお使いいただいても大丈夫ですよ。
また、特に敏感な顔以外の部位でしたら、心配しなくても大丈夫です。
日焼け止めを販売しておきながらこんなことを言うのもなんですが、
日焼け止めは必要悪として考えております。
特に敏感肌の方には
ぼうしや日がさが基本と考えております。
とは言うものの、
日焼け止めは、便利なもの。つばの広い帽子や日傘が使えないときだってありますし、また、公園や海や山など遮る物がない開けた場所では、水面や地面からの反射も多いので帽子をかぶっていても紫外線は完全には防げません。
そんな、ここぞと言うときにこそ、日焼け止めをお使いくださいね。敏感肌の方も、たまにはOKです!
オススメの日焼け止め★

かるい質感なので普段づかいにピッタリ☆
化粧下地としても向いていると思います。

しっかりとした質感により、パウダーのホールド力が強く、UV効果も高い。
どうしても焼きたくないときには、こちらのほうがおすすめ、かな。
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