【糖化】お顔のくすみやタルミの原因
2014-3-12
『糖化』(とうか)という言葉をご存知でしょうか?
オーガニックコスメやアンチエイジングに興味のある方でしたら、『糖化』という言葉は当然ご存知かもしれませんね。
日本では「酸化」ばかりが注目され、「糖化」は、あまり注目されてきていませんが、欧米では、多くのアンチエイジング医療やコスメ分野で「酸化」と同程度に、『糖化』についても注目されています。
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「酸化」と同じように「糖化」も老化の原因の一つです。
糖化は、「グリケーション」、「メイラード反応」、とも言われます。
例えば、、、
真っ白で柔らかいパン生地を焼くと、だんだん、表面が褐色に固くなっていきますね。
焼き過ぎるとしまいに真っ黒でカチカチになります。
また、炊飯器に炊いたお米を保温したまま放っておくと、だんだん黄褐色に変色し、かたくなっていきますね。
これが、身近な糖化現象の例です。
これと同じことが、お肌や体内にも起こっています。
体中の糖分がタンパク質に結びつくことで、『最終糖化生成物=AGEs』という物質が作られます。AGEsは、”Advanced Glycation End Products”の略。Age=年齢にかけていて、うまいネーミングですね。
AGEsは、糖尿病の研究で発見されたと聞いています。血糖値が高い患者さんに見られる血管や肌の劣化現象の原因とされていますが、健康な人でも歳を取っていくに従い、同じことが多かれ少なかれ起こっています。
具体的には、お肌の弾力を保っている毛細血管やコラーゲンなどが硬くなり、タルミやシワの原因になります。
更に、この「糖化生成物(AGEs)」は、色が褐色なので、糖化がすすむとお肌をくすんだ色に見せてしまいます。
30代後半の方で、お肌に以前の弾力感がなくなってたるんで来たり、日に焼けたわけでもないのに、いつもくすんだような黒ずんだような感じになってくる方がいます。これは糖化現象で、肌の弾力を失ったり、くすんだ色になったりしたためである可能性があります。
お顔をコゲパンにしないようにするには、どうしたら良いのでしょう?
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★糖化の原因★
でんぷんや、砂糖の摂取量が多い方、あまり運動をしない方は、この糖化が進みやすいとされています。
とは言うものの、糖分は生きていく上で必要なものです。
…あとやっぱり、甘いもの食べるのって幸せですよね~♪
ごはんやパン、麺類も美味しいですし。
というわけで、まあ、過度の摂取を避けて血糖値を高めなければOKではないでしょうか?!
★化粧品成分での糖化対策★
実は、フルフリは以前から糖化現象について興味を持って、ひそかに(?)糖化対策を意識した成分を採用してきていましたが、今後もっと増やしていく予定です。
いったん糖化してしまったコラーゲンはどうしようもありませんが、ケア次第で新たな糖化は未然に防ぐことはできます。
カモミール、オオバコ、どくだみ、緑茶、よもぎなどの抽出液にこの糖化を抑えるポリフェノールが含まれているそうです。様々な研究が近年なされています。
例えばこちらのエキスには、どくだみ、緑茶が含まれてますね。
植物エキス:どくだみ・緑茶VCE
さらに、現在、美白に特化した新しい植物エキス植物エキス:ヒメフウロVCEを開発中です。
こちらの製品にはメラニン色素を抑える従来型の美白成分ではなく、抗糖化対策を意識した成分、オオバコエキスを配合予定です。
漢方薬としては有名なオオバコですが、近年、抗糖化機能が発見されました。。。ようするに糖化による肌のくすみやしわ、たるみを防ぐというものです。
植物エキス:ヒメフウロVCE
ユーザーの皆さんにアンケートをしたところ、みんな「肌が白くなる」、ということよりも、「透明感のあるムラのない美しい肌」を目指しているようです。
また、行き過ぎた美白の追求により、かえってシミが目立ったり、肌が荒れたり、はたまた、昨年起きた白斑事故のような可能性もあります。
詳しくは過去の連載をどうぞ
→ 本当の美白について
抗メラニンを目指すだけではなく、抗糖化の機能もあわせ持った、くすみ感が抜けるような成分を開発できれば、「透明感のあるムラのない美しい肌」に一歩近づけるのではないでしょうか。
お楽しみに~!
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