
「冬は乾燥で肌がカサカサ・・・」
「化粧水をつけてもすぐに乾燥してしまう・・・」
こんなお悩みはありませんか?
乾燥の原因がわかれば、とるべき対策もわかります!
1)乾燥肌の原因は?保湿しても乾燥するのはなぜ?
実は、秋冬の肌は乾燥しているのが自然なのです。
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※この記事は、以前、冬の保湿などについて書いた記事を少し手を入れたものです。
秋冬のお肌は、かさつきがちですよね?
やばい!保湿しなきゃ!と思いますが…ちょっと待ってください。
実は秋冬のお肌は、かさついている方が自然で健康なのです!
以下にご説明しますね
↓ ↓ ↓
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★ 温めること=肌をいたわること
温度の低下により皮脂や汗が出にくくなることで、秋冬は乾燥肌になりやすい、というか、そういうのが自然なんです、という話を連載第1回秋冬の肌の表面はかさかさしているのが自然に書きましたが、温度はさらにもう2つ、肌の保湿に関して重要な鍵を握っています。
1)温度が下がると肌にすき間ができる?!
皮膚の表皮の細胞同士をぴったりくっつけて水分の蒸発を防ぎ、「しっとり肌」を保つ働きをする「TRPV4」というたんぱく質があります。
実はこのタンパク質、温度を検知するセンサー機能がついています。
このタンパク質は温度が上がると肌バリア機能を充実させようと働いてくれるのですが、温度が通常の体温以下に下がると、肌バリアを作る働かけをやめてしまうのです。
どういう理由かは定かではありません。
「こんな体温が低下しているのはきっと緊急事態に違いない。
肌バリアなんか作ってる場合じゃない!」
と判断するのでしょうか。
この肌バリアが衰えると、皮膚の表面の細胞同士の結合が緩くなってすき間ができ、皮膚からの水分蒸発が大幅に増える結果になります。*
困ったことですね。
つぎに、温度と肌のもう一つの関係について。
2)冷えはインナードライ肌のもと?!
お肌の表面ばかりを保湿したところで、肌の内部が潤っていないことには、様々な肌トラブル、しわやたるみが出やすくなります。
俗に「インナードライ」と言うやつですね。
肌の奥の保湿が出来ているかは、秋にはなかった深いシワが出ていないか、変なつっぱり感がないか、弾力感があるか、などで推測できると思いますよ。
この肌内部の保湿は、お肌に近い皮膚の血流に大きく左右されます。
というわけで、冷え性の方は非常に不利です!!
さて、「冷え性体質の人は、血行が悪い」ということはご存じですよね?
この冷え性体質の人は、血行が悪いから、冷え性になるのでしょうか?
いいえ、
冷え性だから、血行が悪いのです。
人体には、体温が低下すると、体を冷やさないように皮膚表面に近い血管の血流をわざと抑える機能があります。
温かい血液を体の深部にキープすることで、皮膚よりも大事な臓器を守ろうという考えです。
そうすると、皮膚に血流が行かなく、養分や水分が補給されないので、肌細胞も元気がなくなり、肌の奥の水分が低下し、肌の弾力が落ちて、しわが目立つようになります。
こうなってしまうと、いくら水分を化粧品で補給しても追いつきません。
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インナードライを防ぐには、そして、肌バリア充実させるには体温を上げること&血行をよくすること。
これにつきます!
たとえば
・からだを動かす
・胃腸を元気に保つ
・温かい物を食べたり飲んだりする
・冷たい物は避ける
・厚着をする
・お風呂に入る
などの方法がありますね。
中でも、体を動かすことが非常に有効です!
秋冬はお肌が乾燥がち、しかも冷え性、との自覚がある方。
今シーズンは是非、積極的に体を動かして、潤いを取り戻してくださいね。
結論。
体を温めれば、肌は潤いを取り戻す。
意外とカンタンですね?!
(言うは易し、ですが。。。笑)
秋冬の肌とスキンケアに関する連載は以上です。
何か一つでも参考になるような事があればとおもいます。
さて、前回、様々な保湿成分を駆使して無理なく保湿をする方法をお伝えしましたが、
(連載2:秋冬のカサカサ&しわしわ対策について)
「秋冬にいい成分が色々あることは分かったけど、
結局、具体的に何をどう使えばいいか分からない!」
とのお声をいただきましたので、次回は番外編として、もっと具体的なアドバイスをお伝えしようと思います。
保湿成分を全部使えばいいって物でもありませんので、
「これとこれを、こう言う組み合わせでこれぐらい使えばいいんじゃないでしょうか」と言ったような内容を次回はお伝えしますね。
参考文献: The TRPV4 channel contributes to intercellular junction formation in keratinocytes
Takaaki Sokabe, Tomoko Fukumi-Tominaga, Shigenobu Yonemura, Atsuko Mizuno, and Makoto Tominaga
The Journal of Biological Chemistry 285 (24): 18749-18758, 2010.
前回の連載→ 【連載:1】秋冬のスキンケアについて では、秋冬の肌の表面はかさかさしているのが自然、ということをご説明しましたね。
とはいうものの、
やっぱり、粉を吹いたような、カサカサついたお肌はいやですよね?!
さらに、しわが目立ったり、弾力感がなくなるのもこの時期の特徴です。
でも、秋冬でもかさついたり、しわが増えたりしない人たちもいます。
その差は何でしょう?
秋冬のお肌特有の事情を踏まえた上で、秋冬のカサカサ&しわしわ対策についてご説明します。
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