こんにちは!

店長・杉の相棒、あおやまです。
久しぶりの東洋医学な美肌道場、今回のテーマは、秋の養生法。

「涼しい」というよりなんだか「寒い」今年の秋ですが、みなさま、いかがお過ごしですか?

いつまでも続いた史上最も暑い夏、
長雨や冬並みの冷え込みと、
今年の秋のからだは、ちょっとお疲れ気味だと思います。

お疲れ気味のからだは、季節の変わり目に調子を崩しやすいもの。
今回の美肌道場では、
季節の変わり目を美しく、元気に過ごす、そんな方法について考えます。




そもそも「秋」という季節を、

美肌道場でわざわざ取り上げるのはナゼなのか?

今回は、そこんとこから考えていきましょう。



この連載の冒頭に

「東洋医学は、不調のある部分だけをみるのではなく、

 常に、精神状態も含めたからだ全体をみていく医学である」


とお話ししたのを、覚えていらっしゃるでしょうか?

(→ 「東洋医学な美肌道場」予告編をふりかえる)



この考え方に加え、東洋医学には

「人間は自然の一部である」

という重要な考え方があります。



これは、「天人合一」「天人相応」と呼ばれていて、

自然現象と体に起こる変化を密接に結びつけて考える方法です。



この考え方にのっとれば、次のような図式が成り立ちます。



「環境が変化すれば、私たちのからだにも変化が起こる」

   ↓

「季節の変化は、私たちのからだに影響を及ぼすものである」




   ***



東洋医学的にみると、

秋は「陰と陽の入れ替わる、変化の大きい季節」です。



突然「陰」だの「陽」だの言われても

「??」だと思うので、簡単に説明しますね。

(できるだけ面倒くさい感じにならないようにするので、しばしお付き合いを!



中医学の基礎となっている古代中国の哲学思想のひとつに、

「陰陽学説」というものがあります。

これは、世界のあらゆるものは「陰」「陽」に分けられ、

相反する2つの要素間のバランスが取れ、調和した状態がいいとする考え方です。



下の図↓を見てください。

季節の陰陽の変化


これは、自然界における、年間を通じての「陰」と「陽」の変化を表した図です。



「陰」は内へ、下へと向かうエネルギー、

「陽」は外へ、上へと向かうエネルギーとイメージしてください。



「春分」は、「陰」と「陽」がちょうどつりあっている状態。

そこから夏に向かって徐々に「陽」が増え、「夏至」にピークを迎えます。

その後には「陽」は徐々に減少し、代わりに「陰」がどんどん増えていき、

「冬至」を迎えるころにピークに達します。



この図から分かるように、春と秋は、

「陰」優位の状態と「陽」優位の状態とが大きく入れ替わる、

変化の激しい時期なのです。



と、ここまで見てきたところでご紹介したいのは、

先日、店長・杉がふともらした一言。



店長・杉「最近、増えてきたよ、肌荒れで困っているっていうメール」



あおやま「へー、肌あれにもシーズンがあるんだ」



店長・杉「春と秋だね。夏やら冬にはそんなメールは来ないもの」



あおやま「おぉぉぉぉぉぉぉ~!」



店長・杉「・・・・・」



さっきの自然界における「陰」と「陽」の変化の図を

ちょっと思い出してみてください。



「陰」「陽」の変化という面からみると、春と秋は特に変化が激しい時期

   ↓

からだにも大きな変化が起こりやすい時期

   ↓

店長・杉のコメントと一致!!



ね、「おぉぉぉぉぉぉぉぉ」でしょ?

中医学って単なる理論じゃないんだ!

何千年にもわたる観察から得られた知恵の蓄積なんだな~!

と、感嘆の声がもれるところです。

(もれました?)



   ***



「陰」「陽」のバランスが大きく変化するこの激動の時期である「秋」。

この季節は元気にのりこえ、無事に冬を迎えるにはどうすればいいでしょう?



困った時には先達に聞いてみよう! ということで

東洋医学の古典「素問」を開いてみると、

次のようなことが書かれています。



「秋の3カ月は『容平』といって、ものの形が定まる季節。

 この時期の天地の気の特長は『収れん』『冷え』。

 冷えを受けて肺の臓を冷やすことがないように。

 早く寝て早く起きること。

 あれもこれもしたいと欲深くなったり、

 あれができなかったこれができなかったと悔やんだりせず、

 ゆったりと安らかな気持ちでいるよう心がけること。」


注)この場合の「肺」は、解剖学的な現代医学的でいう肺よりも広い概念です。



美肌塾流に、これを解釈すると、



「秋は、物事や気持ちにおさまりをつける時。

 これまでやってきた方向性や今の自分でよしとして、イライラしないこと。

 呼吸や防衛、お肌を司る五臓の中の『肺』が犯されやすい。

 体を冷やさないよう心がけ、

『肺』を養ったり、乾きを潤したりする食べ物を

積極的に取り入れるよう心がけましょう。」




という感じになるでしょうか。


さらに、今年の秋は気温が低めですから、
からだを冷やさないように注意したり、
からだを温めてくれる食べ物を積極的に取り入れる必要もありそうです。



ないものねだりをせずに、今を受け入れる−なかなか難しいことですが、

こんな心持ちでいられれば、ストレスもなく、

お肌もぴかぴかになりそうです。



そして、ちょっとこんなこと↓も考えつつ食べると、

さらにいい感じです!



「肺」を養う食べ物

 山芋、氷砂糖、はちみつ、卵、湯葉、ぎんなん、くるみ、松の実

 クレソン、白きくらげ、大根、たまねぎ、ねぎ、ゆり根、柿、りんご

 れもん、なし、ぶどう、みかんなど

 

乾きを潤すような食べ物

 豆腐、豆乳、牛乳、卵、くず粉、白きくらげ、レンコン、柿、りんご

 れもん、なし、ぶどう、みかんなど



からだを温めるような食べ物

 鶏肉、羊肉、マス、サバ、アジ、タチウオ、ブリ、ムール貝、
 にら、玉ねぎ、ねぎ、しょうが、にんにく、らっきょう、よもぎ、かぶ、
 かぼちゃ、香菜、菜の花、きんかん、クルミ、松の実、納豆、
 わさび、フェンネル、こしょう、山椒、八角、シナモン、唐辛子、
 黒砂糖、酢、酒かす、甘酒など


   ***



東洋医学的な、「秋」のお話、いかがでしたか?



「こんなことが知りたい!」というリクエストがあれば
ぜひご一報くださいね。



<追伸>

記事に対する感想や、要望、質問などありましたら、

コメント欄にコメントをお願いします!



   ◆◇◆



青山 麻美

国際中医薬膳師、薬膳ライター



鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、国際中医薬膳師、薬膳ライター
コスメ調合室 フルフリフリフラの店長・杉の相棒。
鍼灸治療&養生アドバイスのトータルケアを提供する
「パーソナル養生トレーナー」として、
往診治療や健康相談を行なっています。

ホームページ:はり・きゅう・薬膳「QiQi鍼灸院」のホームページ
ブログ:薬膳ライター 青山麻美のブログ
   ◆◇◆

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