秋の植物 われもこう ~週刊・コスメ成分ちゃんVol.2
2009-10-28
秋の植物 われもこう ~週刊・コスメ成分ちゃんVol.2
先週ネタ満載の「ジャーマンカモミール」でいきなり濃厚なスタートを切った「週刊・コスメ成分ちゃん」。
第2回のテーマは、 当店の3つの植物エキスに配合されている「われもこう」。
秋の訪れを告げる植物ですが、なにせ野草。
化粧品成分としては優秀なのですが、ジャーマンカモミールに比べると地味な感じが否めません。
今回はこの、地味だけどとっても偉い、ワレモコウにスポットを当てます。
★冗談のような名前の由来
われもこう、って変わった名前ですよね。
この名前の由来に関して知人から冗談のような話を聞きました。
むかしむかし、
神様たちが集まって、野草の名前を決める会議が開かれました。

神様A:「微妙ですね。この花はこげ茶色?」
神様B:「オレには紫色にしか見えないけど?」
神様C:「紅じゃないかしら?」
ワレモコウ: 「僭越ですが、一応、私も紅じゃないかとおもってます。。。」
議長: 「この花が自分で、『我も紅』と申しておるのであるから
紅に違いない。
この花の名は、『われも紅(こう)』とする。。。。 はい、次の花いこう!」
こういういきさつで
「我亦紅(われもこう)」という名前に
なったという説があるそうです。
なんかいい加減で、強引ですね(笑)。
じつは、
本日10月28日の誕生花は、ワレモコウ!
花言葉は「愛慕」なんだそうです。
★ ワレモコウエキスの効能

根っこの部分を煎じたり、エキスを抽出したりします。
古代から、消炎・収れん・湿疹のために漢方薬でつかわれてきました。
有効成分は、タンニンやサポニン。
ひきしめ収斂効果に優れていますが、お肌に優しいのが特徴。
肌荒れ対策の化粧品素材として非常に優れ、刺激が少なく皮膚を保護するため、ベビー用ローションにも採用されているそうです。
その他、メーカーの資料によると、肌荒れ対策や、活性酸素消去作用、チロシナーゼ活性阻害(メラニンの生成を抑え、美白に導きます)、黄色ブドウ球菌など悪玉菌に対する抗菌作用があるそうです。
漢方薬の原料ということで科学的な研究もすすんでおります。
以上、地味だけどえらい、ワレモコウエキスのご紹介でした。
当店ではこういった商品に含まれています。
意外に多くのアイテムに採用されてますね!
<植物エキス>
アウトレット:植物エキス2本セット01
植物エキスA: ワレモコウ・月桃葉
植物エキスC: 緑茶茶葉・ワレモコウ
植物エキスD:月桃葉・ユキノシタ・われもこう
<化粧水キット>
レモンバーベナ&和漢植物 収れん化粧水キット
ゼラニウム すっきり保湿化粧水キット
ネロリのさっぱり化粧水キット
ラベンダー&カモミール 化粧水キット
★研究論文資料 <英語です>
1)地楡エキスの、お肌の紫外線ダメージ予防作用
(Tsukahara K., et al., Biol. Pharm. Bull. 24: 998-1003, 2001)
(see also; Hachiya A., et al., Biol. Pharm. Bull. 24: 688-692, 2001)
2)地楡のエラジタンニンであるsanguiin H-11の抗炎症効果に関連して、in vitroにおいてサイトカイン,PAF,およびN-FMLPによる好中球の化学走性を抑制(Konishi K.,et al., Biol. Pharm. Bull. 23: 213-8, 2000)
3)その他、スキンケアとは関係ありませんが、育毛ケアによいという研究がされています。
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