そもそも美白とは何?? アンケート集計結果から。
2013-10-2
店長の杉です。
先日は、美白意識調査アンケートへのご協力、ありがとうございました!
1問目の「美白に興味がありますか?」と言う設問には、95.7%のかたが、とても興味がある、まあまあ興味がある、と答えています。
ほぼ全員の方が、多かれ少なかれ、美白というものに興味があるようですね!
さて、みなさんのコメントを集計していくと、私がずっと「美白」に対して何となく抱えてきた違和感が、分かってきました。
消費者もメーカーも、それぞれ美白という言葉に対して持っている意識が違い、「美白」とは何か、混同しているようです。
恥ずかしながら私も混同してました。
目指す目的が定まっていないのでは、目指すゴール「美白」にはたどり着けません。
★みなさんがイメージする「美白」という言葉の定義は、
いただいたコメントから集約すると次のようなものです。
皆さんの美白の定義:
美白とは、
「肌を透明感を感じさせるように美しくし、シミをうすくしたり予防したりすること」
当たり前じゃない?と思われましたか?
意外に思われましたか?
◎ いわゆる「美白」とは白くなることでなく、透明感のことらしい!
寄せられたすべての回答を熟読して、特定のキーワードの分布率などを分析しました。
回答の中身を個別に詳しくみていくと、肌を白くすること、に言及した方は4割ほどで、それよりも透明感や色むらがないことなどをイメージする方の方が圧倒的に多く、ほぼ100%のかたが「美白」という言葉に透明感イメージ、くすみレスなイメージを持たれていると言うことが分かりました。
<代表的な回答例>
「シミを消す、くすみをとる、シミ予防」」
「シミそばかすを薄くする。元々の肌のトーンに近づける。」
「シミが薄くなり、肌に透明感が出る」
「シミ・そばかす・くすみがなく、透明感があり汚れの全くない肌の状態。」
◎シミ対策は「美白」じゃないの!?
さて、それに対して、シミに対しての効能について言及された方は84%。
ほとんどの方がシミに言及してますが、私は非常に驚きました。
当然100%のかたが、シミに対する効能を「美白」にもっていると思っていたからです。
少数派とはいえ、16%もの方にとっては、「美白」=シミ対策ではないようです。
<シミにふれなかった回答例>
「肌の透明感。くすみを取る。」
「首と同じ白さ、透明感のある白い肌になること。(蒼井優さんとか)」
「くすみをとる、くろずみが目立たなくなり、継続して保つもの」
★メーカーや役所の「美白*」の公式定義とは
美白とは、おそらく90年代に、あるメーカーが宣伝用に思いついた
「美」と「白」の二文字の造語です。
その意味は、文字通りとると「美しく白くなる」ということですよね。
ところが、美白の文字をよく見てみると、必ず脇に「*」マークがついていませんか?!
メーカーや法律上での美白の定義は、次のようなものです。
「* 美白とはメラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐこと」
-
回答者のほぼ100%のかたが期待している、透明感を出す事や、40%の方が期待されている肌を白くすることなどは、特に考えられていません。
メーカーや役所が考える美白化粧品は、あくまでもシミやソバカスを防ぐ目的のもの。
逆に言うとメラニン対策をすることにより「肌を白くする」「肌の透明度を上げる」という様な、みんなが欲しいような「いわゆる美白」化粧品は医薬部外品として認められませんから、日本国内では販売することが出来ません。
シミやソバカスを防ぐための製品の【副作用】として、肌のメラニン生成をある程度抑えることは可能ですが、本当に透明感が出るか、きれいにむらなく肌のトーンが上がるか、となると、非常に難しいと思います。
むしろ美白化粧品を使用することで、かえってお肌のトーンにムラが出たり、透明感が失われる気がしてなりません。
(理由は長くなるので又今度、詳しく説明します。)
でも、がっかりしないでくださいね。
透明感を上げる、肌を白くする、などといった効能は、市販の医薬部外品の美白化粧品ではなく、他の化粧品でなら十分、実現可能かと思います。
むしろ、美白化粧品を使わないほうが、透明感を上げる、肌を白くする事への近道かもしれませんよ?!
長くなってしまいますので、続きは又今度。
ps: 美白化粧品はシミを薄くするにはある程度、効果はあるかもしれませんけど、効果があると言っても「ある程度」。
やっぱり、美容外科のレーザーでとるのが一番安全で経済的なのではないでしょうか?
最近は、価格競争で施術費も安くなって来たようですよ。
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