13 Mar 2020

駅の雑踏で足がぶつかったといって、杖をついたおじいちゃんをつき飛ばす、ひどい若者

新宿駅の雑踏の中、杖をついて歩くおじいさんがいました。

そのおじいさんの杖に、若者の足が引っかかった。
怒った若者は、舌打ちをして、おじいさんを突き飛ばし、スタスタ歩いて行く。

なんて奴だ!

おじいさんはよろけつつも杖を拾って若者を追いかけようとした。

勇敢な爺さん!

でも、これは無益な戦いだ。
それを制止しようとして、とっさに僕の口からでた言葉は、

「大丈夫ですか?!」


おじいさんは我に帰り「大丈夫です」と答えた。

「変なやつが多いから気をつけてくださいね」と僕は言った。おじいさんは、和やかな顔になり、ありがとうと言って去って行った。
やれやれ。若者がおじいさんの杖でボコボコにされるのを救ってやれて良かったよ笑

怒った人を制止する時は、やめろ、と言うよりも、心配してあげる方が効くと思う。我ながら良い対応だった。

13 Mar 2020

アルガンオイルを求めてモロッコ旅3

★アルガンの木について。

アルガンは7年雨が降らなくても枯れない、と言われている、とってもタフな木なのですが、じつはとっても繊細なところもあるようです。

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アルガンの木が生えているのはモロッコ政府が管理しているアルガン特別保護区。アルガンの木は土壌流出を防ぎ、ヤギや野生動物の食糧としてもとても大事なのだそうです。

この施設で働く女性たちには、政府から特別な採集許可が出ています。
アルガンが世界的に人気と言うことで、モロッコ国内はもちろん、アメリカやイスラエルでも、アルガンの木をこぞって植えてみたそうですが、枯れてしまったり、根づいてもどう言うわけだか、なかなか品質の良い果肉のしっかりした実がならないそう。

土壌なのか気候なのか分かりませんが、アルガンはモロッコのアルガン地区でしか、ちゃんと育たないそうです。

砂漠の中に、まばらに見えてるのが、アルガンの木です。IMG_7228

唯一、モロッコの隣国アルジェリアのモロッコ国境に近い狭い地区でのみ、まともなアルガンが育つそうですが、他の地域に移植してみたけど、やっぱり育たないんだ、とのこと。

アルガンって、めんどくさくて、気難しい植物なんですね。

 

★アルガンの収穫について

さらに話を聞いてみると、アルガンの実の収穫も、かなりめんどくさいらしい。

アルガンの収穫期は、6月から9月の夏の期間。

動画:アルガン畑の片隅で、完全にオフシーズンなのに、なぜかなってしまったアルガンの実を発見!


夏の砂漠は日中は50度近く気温が上昇するので、早朝に取りに行きます。とった実は一か月ほど天日乾燥させてから絞りますが、よく乾燥させた実は最高で5年間保存できるので、1年を通じて、殻割りと搾油の作業ができます。

アルガンの実は自然におちるほど熟すまで待たないといけないんです。

熟した実を地面から拾います。
毎日、みんなで手分けをして見回りをしてヤギに食べられる前に先回りしてとります。

市場に出回っている安いアルガンオイルは、ヤギのフンから取り出した微妙な匂いのついたものや、無理やり木から降り落とした未熟な実を混ぜて使っているそうです。そうすると臭いがきつかったりするので、余計、鉱物油など、別な油で混ぜ物をして薄めないといけなくなってきます。
内緒で混ぜ物をする場合もあるし、ラベルをよく見ると、アルガンオイル以外のオイルと混ぜてある場合も多いんです。

動画:油絞りマシーン。熱や薬剤を加えずにゆっくりと圧力をかけて抽出します。


また、大手が出しているアルガンオイルは、精製度合いが高すぎて、色も香りも薄く、肌に良い成分もフィルターで除去されすぎてしまい、アルガンオイルである意味を失っているオイルも結構多いそう。

丁寧にアルガンオイルの製法について教えてくれた施設長さん。
IMG_7192 こういう調査の旅は久しぶり。
いま思うと、地の果てのようなところにまでいってきなあ、と感慨深いです。

最近ではネットで調べれば何でも情報が出てくると言う気がしてきてしまいますが、こういった情報はやはり現地に行かないと分からないものだなー、というのが今回のアルガン産地訪問の感想です。

10 Feb 2020

アルガンオイルを求めてモロッコ旅2

…砂漠を何時間も移動して、ついにアルガンオイル産地に到着!

この採油所は近隣の農村に住む女性たちの自立を支援する団体が運営しています。
作業部屋は、カチカチと石でナッツをたたく音が響きます。
四角い石の台の上にアルガンナッツの殻をのせて、手にした石でたたき割ります。アルガンの実の大きさはだいたいギンナンぐらいかな。
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みなさん、自由におしゃべりしながら、楽しそう。
テキパキ、カチカチ割っていきます。

へー、おもしろそうだなあ、っと関心して見ていたら、

おばあちゃんにグイっと手を引っ張られて
「アンタもここに座ってやってみな」と石を渡されました。

実は、僕はこういうのは得意な方なので、ここは腕の見せ所、とニンマリ。

で、やってみましたが、、、全然できない(笑)

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カチン!とたたいても、
A)割れない。
B)指の間から滑って、殻ごと飛んでいく

のどちらか。

強くたたくと
C)指先をたたいてしまい、痛い思いをする。
D)中のナッツがぐちゃぐちゃに割れてつかいものにならなくなる。

というわけで、A,B,C,Dのループを繰り返すことになります。

デキナイ、イタイ、と泣いてたら、
「へへへーン!」とおばあさん達に得意そうに鼻で笑われる。

悔しいけど完敗です。

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アルガンのタネはどんぐりみたいなんだけど、皮がすごく分厚くて硬い。皮の厚さは1センチ近いんです。こんな硬い殻なので、石で叩いてもなかなか割れない。

それを苦労して割ると、ものすごく小さな、薄っぺらいものが出て来ます。
小指の爪くらい…アーモンドの半分もないかな。

何分もかかって僕が悲鳴を上げながらようやく1つのナッツを割るのに成功するまでの間、おばあさんは鼻歌交じりに10個は割ってました。

ただ、このおばあさんのように、慣れた人がいちにち作業しても、15キロの生の実からこの薄っぺらいの(種子核:仁、梅干しの種の中の白いのみたいなの)がとれるのはせいぜい1キロらしい。
それを絞ると500グラムの油になります。

いやはや大変な作業です。

★フェアトレード

案内してくれた所長さんに聞きました。
「こんな大変な作業、機械でできないものですか?」と。

所長によると、殻を破り種子核を取り出す機械はなくもない。

が、女性たちの仕事を奪ってしまう、という問題以前に、殻や薄皮が混入したりして純度が保てないという問題があるそうです。
(安い、純度の低いアルガンオイルは、殻やゴミも一緒に絞ってるそう。)

目視でないと、虫食いや悪い実をはねるのも難しい。
…なので、そもそも良質のアルガンオイルを搾るには手剥きの方がいい。

写真:選別されたアルガンの仁。手前が痩せた不良品。奥のが採油に使えるOK品。argan_select

社会的地位が低い農村の女性には、現金収入が得られる仕事はほとんどない。
経済力を持つことで地位向上につながる、ということで、王様の支援も受けて、このプロジェクトが発足したそう。

この作業所では、70人の女性が働いていて、組織全体では550人の女性が収穫から製造まで関わっているとのこと。

楽しそうに、作業している姿が印象的でした。

長くなるので続きは、また今度。

30 Jan 2020

アルガンオイルを学びにモロッコ旅

コスメフルフリ店長の杉です。
2週間ほどお休みをいただき、モロッコへ行ってきました。

今回の旅の目的は、モロッコのアルガンオイルの産地の実態を調査して、現地パートナーと打ち合わせをすること。

アルガンオイルは、砂漠地帯に生えるアルガンの木からとれる実から搾った油。
これがアルガンの木。
IMG_7205 化粧品業界の人でも実物を見たことがある人は少ないんじゃないでしょうか。

そして、これがアルガンの実です。
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抗酸化力がべらぼうに高く、保湿にも良いアンチエイジング成分と言われてアルガンオイルは世界的に人気。

でも、市場にアルガンオイルとして出回っているものは混ぜ物がしてあるのも結構多いらしく、ホンモノは売られていても非常に高価。

混ぜ物が発生する実態を調査しつつ、良質なオイルの仕入れのコストダウンができないかを調べます。

また、フェアートレードにも興味があって、本当にそれが実践されているのか、日本のお客様にかわって自分の目で見て確認する、と言ったことが今回の旅の目的です。

現地のパートナーさんに案内していただき荒涼とした砂漠を何時間もドライブ。
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最初は見慣れぬ光景に感動しますが、何時間も見ていると飽きてきます。

だんだん緑が増えてきて、アルガン保護区に到着。
<アルガン保護区の看板>
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7年間雨が降らなくても枯れないといわれているアルガンの木は、水を求めて地中深く根を張ります。土壌を守り、砂漠化進行を食い止める役割が期待されています。

また、人間だけでなく、家畜のヤギや野生動物の食糧としてもとても大事なものなのだそうです。

丘の上にまばらに生えているのがアルガンの木です。IMG_7228
半日かけて、アルガン畑と搾油施設に到着!

ここは農村に住む女性たちの自立を支援する施設です。

女性たちがずらりと並んで座り、おしゃべりしながら殻を割ったり、えり分けたりする作業をしています。
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長くなるので続きは、また今度。

26 Dec 2019

わが家に伝わる台湾のなぞの腕輪

実家の仏壇から白い大理石の腕輪が出てきました。

おばあさんによると、これはお義父さんが当時、日本の植民地だった台湾で警官をやっていたとき、持ち帰ってきたものだと言うのです。

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ただの台湾みやげなら仏壇に入れる必要は無い。

何かいわくがありそうだ。何なのだろう。
親戚一同で意見を出し合いました。

腕に通そうとしても、とても細い腕輪で腕に入らない。

続きを読む わが家に伝わる台湾のなぞの腕輪

10 Dec 2019

ハムのお見合い

週末に血統書付きの雄ヤギがいる牧場に、ハムちゃんを預けてきました。



すぐにメスヤギの友達ができましたが、雄ヤギにはあまり関心を示してないのでちょっと心配。
しばらく様子をみましょう。

うまくいけば、早春にはかわいい小ヤギが産まれます。

04 Dec 2019

柿の落ち葉を食べるヤギ

ヤギが柿の落ち葉を食べている。生葉と枯葉、両方とも好きみたい。



ヤギは好物の葉っぱはあるけど同じ種類の植物を漫然と食べ続ける事はなく、何か考えがあって、明らかに植物を選んで食べている。

気分なのか、栄養や味のバランスを考えてなのか分からないけど、観察してるといろんなものを満遍なく選んで食べている。

ところで
鮮度の落ちた野菜、例えば、ネギやチンゲンサイの黄色くなっちゃったのを、調理前に切って捨てる人が多いですよね。
あれは実は、もったいない事、ムダな事なのではないか?とヤギを見てて思いました。枯れた野菜の栄養分は新鮮なのに比べてどうなんだろう?
枯れた(干した)椎茸はビタミンDが豊富というが、黄色いチンゲンサイも、もしかしたら何か健康にベネフィットがあるのかも?クロロフィルは少なそう。
枯れた野菜ならではの美味しさもあるかもしれない。

21 Oct 2019

なんちゃってハリッサの作り方

なんちゃってハリッサ*を作ったよ。

ハリッサ(Harissa, هريسة)とは、唐辛子を元に作られるペースト状で辛口の調味料。マグリブ地域圏、特にチュニジアで多く用いられる。ヨーロッパ、特にフランスでも容易に入手可能である。

日本で買うと高いので、自分で作れないものか試してみました。

本場の作り方を見ると、生唐辛子を蒸すとか書いてあって大変なので、所要時間10分で、それらしいものができるレシピを考案しました。

材料:乾燥トウガラシ、クミン(and/or キャラウェイ)、ニンニク、塩、オリーブオイル、ウォツカ(または 水)

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作り方:スパイス類をすり鉢で当たってから、ニンニク一個をすりおろし、塩、ウォツカとオリーブオイルを入れて、ぐちゃぐちゃにします。
あっという間に、できあがり。
1か月くらい置くと味がこなれてさらにおいしくなってくる。

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ウォツカを入れるのは自己流。市販のは防腐剤入ってるので、そのかわり。塩も入ってるし別に水でも良かったかなと思います。
トウガラシは粉でもいいけど、ある程度形が見えた方が美味しそうかなと思い、細かく刻まれたキムチ用のものを買いました。

材料費は合計200円くらいかな?

ハリッサ生活のはじまりです!

15 Oct 2019

台風被害

台風19号の夜。
外は今までにないような土砂降り。
自宅で映画を見ていたら、9時ごろにいきなり停電しました。

気を取り直して、ろうそくをともして、お酒を飲んでいたら夜中の12時にピタリと雨が止んだ。

パジャマに長靴姿で、ランプを下げて外に出てみると、近所の人たちも同じこと思ったのか、集まってきていました。

集落全体が停電している様子。

みなで集落内を巡回しましたが、道路は川のよう。
パジャマ姿のままでしたが、水が流れ込んでる留守の家を見つけたので、みんな堤防を作って応急処置したり、お年寄りの安否確認をしていたら、停電の原因を発見!

道路が土砂崩れでふさがれており、電柱が数本なぎ倒されていました。

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千葉の大規模停電のように復旧まで2週間くらいはかかると覚悟して、翌朝は、冷凍庫のなかみを電気が来ている知人宅へと移動をすることに。

電気がないと仕事にも差支えが出るので、知人宅を臨時オフィスにすることに決め、近所の友人宅に、冷凍庫の中のものを移し終えた午前9時。
なんと電気が復旧する!

大変ありがたいことですが、拍子抜けしました。
配線替えをするだけで、復旧できたそうです。

これからは地球温暖化のせいで災害が増えていくそう。
備えをしておかねば。